7月
再!実録!岩盤浴!
もちろん「男女共用」のところへ。
同じ場所じゃないと瞑眩効果の消失につながらないからである。
決して「男女共用」だからではない。
入浴券を自動販売機で購入し、フロントでタオルセットとロッカーのカギを受け取り、シューズロッカーに100円を投入しカギをかけ、階段を上り脱衣所へと、流れるような動線を描くワタクシ。
すっかり常連気分。(まだ2回目なのだが)
ロッカーを開け着替えはじめると、目を疑うような光景に出会った。
隣で着替えていたオジサンが、ズボンを下ろしたその瞬間、真っ赤な「ふんどし」が現れた。
俗に言う「赤フン」。
しかも、その赤フンは非常に小さい。
盛岡で「わんこそば」を食べると、店にもよるがおおよそ100杯ほど食べるともらえる小さな「エプロン」くらいの大きさ。
これでピンとくる人は少ないかと思うが(笑)
要は赤ちゃんのよだれかけをちょっぴり大きくした感じ。
そんな赤フンをはいていたオジサンに出くわしたのである。
「どこで買ったんだろ?いや、もしかしたら手作り?ちょっとほしいかも?」
などと心の中で呟きながら岩盤浴へ。
扇風機の前にはカップルがいちゃいちゃしながら休んでいた。
冷水機の水を1杯飲み、早速中へ。
すると中にも若いカップルが2組。
「う~~む、カップルでわざわざ服を着て汗を流し合うとはどんなものか!」
とそっと憤り、ちょっぴり離れたところへゴロン。
この日も10分ほどで滝のような汗が。
そしてだんだん息苦しくなってくる。
カップルはなにやらヒソヒソ話しながら楽しそう・・・
ワタクシはというと、ただひたすら灼熱地獄と闘うだけ。
だんだん腹が立ってきた。
「やってられん!」
と、中年オヤジは1人でムッとし早々に出てしまった。
男女共用にはこんな落とし穴もあったのだ。
オジサン1人では、どうにもいたたまれなくなってしまう場合もあるのだ。
この日ワタクシは一つの結論に達した。
男女共用岩盤浴には、夜行ってはいけない。
そしてワタクシは今、ネットであの小さい赤フンを検索している。