ほんず内閣総理大臣

09
6月

納豆の教え

先日、アメリカからの友達家族が我が家に来たとき
「納豆ある?あったら食べたいな~」
と言われたので、冷蔵庫に入ってる納豆6パック全部出しました。

「わ~~納豆だ~~!!」
と一番上の子供がすぐ手を出しました。
続いて次男も。

小さい子供たちは自分でパックを開けれないので、母親が開けてあげてました。

ビールを飲みながらその微笑ましい光景を見ていたのですが、思わずグラスを置いて見入ってしまいました。

パックの蓋をあけ、その下に敷いてある薄いビニールを取って、付属のタレを入れ混ぜる。
そこまでは普通なんですが、ビニールについてる納豆の粒を、丁寧にとって更にネバネバまで箸でしごいていたんです。

「ずいぶんまで~(丁寧)だな~」
と言うと
「だって、向こうのオリエンタルマーケットだと納豆は高級品なんだもん。」
と言われました。

そこではっと思いだしました。

子供のころ、婆ちゃんが納豆をご飯にのせてくれたことを。

昔は納豆も作って食べていましたが、時々パックの納豆も買って食べさせてくれました。

婆ちゃんはパックの納豆にしょうゆを入れ、糸が引くまで混ぜ混ぜ。

私のご飯の上にのせてくれたあと、空になった納豆のパックの、わずかに残った「ネバネバ」で自分はご飯を食べていました。

昔はそれほど食べ物を大切にしていたんだよな~。

決して私も、粗末にしている訳ではありませんが、どこかで忘れてしまったことが多いのでは?と。。

アメリカに嫁いだ年下の女性に、納豆で色々教えられた夜でした。

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