7月
実録!岩盤浴!
「たっくさん、これあげる」
とワタクシに無料入浴券をくれた。
「ここは岩盤浴もあるから行ってみて。岩盤浴は別料金になるけどね」
と。
しかし、ここの岩盤浴は室内着を着用しての男女共用。
純粋に汗をかきたい!って思いではあるのだが、なんたって当方はオジサン。
非常に恥ずかしい。
とっても恥ずかしい。
しかし、岩盤浴には興味がある。
数日間悩みに悩んで、とうとう意を決した。
「行こう!岩盤浴に行こう!」
そう、ワタクシには微塵も不順な思いはないのだ。
ただ単に汗をかいてさっぱりしたい。
そんな純粋な動機なのだ。
そこで昨日の日曜日、バクバクと破裂しそうな心臓を押さえ込みながら行ってきたのだ。
選挙だ家事だと忙しいのに、なんとか2時間だけ時間を作って。
フロントで無料入浴券と岩盤浴料として400円支払い、いよいよ中へ。
室内着を着込んでそそくさと「男女共用」「裸厳禁」などと書かれた貼り紙が貼られた部屋へ。
冷水機からコップに水を注ぎ、グイッと一杯。
「よし!」
と気合を入れてドアを開けた。
中には数名の男女が静かに横たわっていた。
グルッと中を見渡し、右奥のコーナーに照準を合わせロックオン。
おもむろにバスタオルを敷き、うつぶせに横たわった。
「う~む、熱いことは熱いが、これなら1時間でも入っていれそう。」
等と思いながらうつらうつら。
ところが5分もするとジワジワと汗がにじみ始め、10分ほどで滝のような汗が。
仰向けに寝返りをうち、更に20分ほど。
ワタクシの体は汗腺が崩壊し、滝のような汗がいつしか津波のような汗に変わり、目を閉じればサハラ砂漠が瞼に浮かぶ。
ヤバイ!
これはヤバイ!
身の危険を感じたワタクシはのそのそと起き上がり立ち上がった。
眼下にはたった今まで寝そべっていたバスタオルが。
クネクネと寝乱れたバスタオルを見てふと思った。
「艶かしい・・・」
はぁ、疲れたので続きはまた今度Σ(; ̄□ ̄A アセアセ